刊行にあたって

刊行された仏教書総目録

仏教書は、仏の教えをひろめることが基本的な目的であります。仏典が編集されてから今日まで、この基本原則は変わっていません。弘通の方法としては古来、受持、読、誦、解説、書写の5種があるといわれております。読は目で経典を読むことであり、誦は声を出して唱えることであり、解説は他に説明することであり、書写は写経であり、仏教書出版もこれにあたるでしょう。受持はすぐれて心の領域であることはいうまでもありません。

数多くの仏教書を、ひとりでも多くの読者に、1冊でも多く読んでいただきたいとの願いから、関係者の努力と協力により、この「仏教書総目録」が誕生したのですが、こうした試みは、すでに昭和30年ごろ、京都の仏教書出版4社が「仏書連盟」をつくり、合同出版目録を発行するかたちで始めております。その経験と実績が、昭和49年、東京・大阪の仏教書出版社有志による、「仏教書出版販売連盟」の結成に生かされ、「仏教書出版総合目録」を発行し、読書の便を図るとともに、仏教書の普及につとめてまいしました。連盟の活動は昭和58年第6号をもって休止いたしましたが、その精神と主旨は同年発足した「仏教書総目録刊行会」に受け継がれて今日に至っております。おかげ様で本目録は多くの皆様からご好評をいただき、発刊以来、四半世紀を迎えることができました。あらためて厚く御礼申し上げます。

仏教書総目録刊行会